本紹介〜高学歴親という病〜

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「高学歴親という病」

自己を振り返るとても良いきっかけとなった本をご紹介。

「高学歴親という病」

成田 奈緒子 さん

心に残った箇所を抜粋↓

「普通にしてくれればそれでいい」ととてもスマートにみえるが、実は高学歴親は野心家なのだと感じる。でもその野心は実は世間的に「好まれないもの」だと、心のどこかで理解しているから、野心を隠す。それをあからさまにすると自分の印象が悪くなると知っているから。

ある程度尊重され、選択権を与えられてきた子供は「お母さんは矛盾してる!」と怒ってくれる。そうやって親に気づきや学びをもたらし、自分の意思を示し反抗できる子供は(著者の子育て支援アクシスに)相談しにこない。

完璧主義な高学歴親は、シャープで傷つきやすい人が多い印象。感受性が強く、不安も察知しやすい。このため、あらかじめネガティブなことを回避するために目の前のことに一所懸命に取り組む。強い溺愛もある。そんな姿が、子供にとっては「心配ばかりして自分を信頼してくれない」メッセージとして伝わる。

全力で子どもを信頼することこそが子供を育てることの最終目標。子供の行動はリスクを孕み、それを看過するとミスにつながる、それが見えたとしても、命にかかわらなければ親は「信頼して、待つ、見守る」ことをし続けなければならない。親の「かわいそう」や「良かれと思って」という感情からは、良いものは生まれない。
 
米国では子供の誕生日に親族が株を買ってあげる慣習がある。一方日本の子どもは「お金は欲しい時には欲しいだけん親からもらう」なども平気で発言。塾や習い事にかる費用など月に数万円ものお金を親に払ってもらっている自覚はない。習い事1回分の料金を稼ぐための労働がいかほどのものか理解しているようには見えない。
お金の価値を親が子供に叩き込んでいないから。
高学歴家庭では親が高収入で金銭的に余裕があるため、適切な経済教育をほどこさない傾向がある。

子供に苦労させたくない、お金の苦労はさせたくないという思いで塾代を惜しまない。お金は湧いてくるものと子供が思ってしまうかもしれないという戒めがたりない。

小遣い制を敷いてない家庭が多い。
子供が欲しいといえば、母親は内容をあまり精査せずお金を渡してしまう。ゆるゆるの経済観念は子供に伝播してしまう。小遣い制にして、月々決められたお金しか使えない、大きなものを買いたかったら貯蓄する。という当たり前の経験を子供時代からさせることが大事。

お手伝いをしたらお駄賃を渡すという方は高学歴親に多いが、労働の対価として賃金を子供に支払うのは筋が通らない。家族が生活する上で助け合うのは当然で対価が発生するものではない。

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